由緒:
琉球王国の総鎮守であった当社は今も沖縄総鎮守として信仰されており、多くの人が訪れます。
創建は不詳とされていますが、海神の国であるニライカナイの神々に平穏や豊穣を祈ったとされ、崖端に鎮座しています。
すぐそばにはビーチがあり、沖縄の景色が堪能できるため観光スポットとしても人気です。
1945年(昭和20年)の太平洋戦争の末期頃には沖縄戦の戦火が迫り、鳥居以外のものすべてが灰塵と帰してしまいました。
壊滅状態になってしまったものの、しかし、1948年(昭和23年)には別表神社に指定され、その4年後、1952年(昭和27年)には復興に着手し、ハワイ移民からの寄進や本土への呼びかけによって、1961年(昭和36年)には拝殿が再建されました。
また、当社の敷地一体が観光スポットとしても人気なことや長年の信仰の場として親しまれてきたことから敷地一体が「波上」として2006年(平成16年)、那覇市によって史跡、名勝文化財へ指定されました。
今では沖縄県神社庁の事務所が宮内に置かれており、沖縄での神道活動の拠点にもなっています。