布刀玉命(ふとだまのみこと)は天児屋命と共に祭祀を司どる神といわれています。 また忌部氏(後に斎部氏)の祖の一柱とされます。 岩戸隠れの際、天照大神を岩戸から出すための策を天児屋命とともに占い、また顔をのぞかせた天照大神に鏡を差し出したといいます。 天孫降臨の際には、邇邇芸命に従って随伴したといいます。また、『日本書紀』には伊勢神宮の守護神になるよう命じられたとの記述もあります。