由緒:
地下鉄日比谷線・入谷駅北口3番出口より徒歩約7分。
古くは鳥の社(とりのやしろ)や御鳥(おとり)、現在は「おとりさま」と呼ばれ親しまれています。
詳細な創建年は不明です。
御祭神に天日鷲命(あめのひわしのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀ります。
天之岩戸に隠れた天照大御神に外へ出てきてもらうために、
天宇受売命が舞い、弦(げん)という楽器を司る神様が楽を奏で、
天手力男命が天之岩戸を開くと、その弦の先に鷲が舞い降ります。
鷲は世が明るくなる吉祥の鳥として、弦を司る神様の名前の一部となります。
開拓・開運・殖産・商賣繁昌などの御神徳で知られる天日鷲命(あめのひわしのみこと)が
鎮座した後、東夷征討の戦勝祈願が成就した日本武尊が帰途にお礼参りに立ち寄ります。
11月の酉の日、社の前の松に熊手をかけて祝い、これが現在の酉の市のルーツとなっています。
この故事により五穀豊穣・除災・国土平穏・出世などの御神徳で知られる
日本武尊(やまとたけるのみこと)が併せて祀られることになります。
開運・授福・殖産・除災・商売繁昌を祈願する鷲神社の酉の市(酉の祭)は、
11月酉の日に行われ、境内には熊手御守(かっこめ)や縁起熊手をはじめとする縁起物や
屋台が並びます。江戸時代から続く日本最大規模の酉の市(酉の祭)です。
平成28年酉の市は11月11日(金)に一の酉、11月23日(水)に二の酉[勤労感謝の日]、
両日午前0時から午後24時まで執り行われます。
浅草名所七福神参りの内の一社に数えられ、寿老人をお祀りしています。
東京下町八社福参りの内の一社でもあります。