由緒:
素戔嗚尊の子である五十猛命を主祭神に、大屋都比賣命・都麻津比賣命を配神とする、木の神として信仰されている三柱を祀っているのが当社になります。
正確な御鎮座の時期は定かではありませんが、702年(文武天皇大宝2年)の続日本紀には既に記事があり、その頃には既にあったとされています。
古くから紀伊国一宮として崇敬を集め、明治時代に国幣中社に列格した後、1918年(大正7年)には官幣中社に列格しました。
2002年平成(14年)には続日本紀に初出となった702年から数えて1300年とされ、天皇陛下より幣帛料を受けるなど、その歴史の長さを思わせるエピソードも数多く残っています。
また、直近では2009年(平成21年)には御鎮座1300年記念事業として本殿桧皮葺屋根の葺き替え工事が行われました。
1901年(明治34年)の神前結婚式が創案されてから当社でも執り行う様になり、今では一日一組限定で挙式することができます。
神前結婚式を挙げることだけでなく、他所で結婚式を挙げていても当社に結婚奉参拝が出来るので、木に携わるお仕事をしている人や、この地域の出身という人も多くお参りされます。