由緒:
当社は歴史上でも有名な宇摩志麻遅命を主祭神としています。
宇摩志麻遅命は鶴に乗ってご降臨されたと言われており、当社の御神紋はこの鶴が真っ赤な太陽を背負っているひおい鶴と言います。
宇摩志麻遅命は最初に鎮魂祈祷をされたことから、占いやまじない、祈祷の神としての信仰が厚いです。
その一方で戦国時代、石見銀山争奪戦の舞台にもなったことから占い以外にも幅広い祈祷がなされてきた背景もあり、今では鎮魂祈祷だけでなく交通安全や厄除け、病気平癒や社業繁栄など、様々な祈祷を依頼することが出来ます。
石見銀山争奪戦の兵火などにより三度ほど消失しましたが、1753年(宝暦三年)に再建され、後に修理・改修を経て現在に至り、今では県指定文化財とされています。