由緒:
二宮金次郎として知られる二宮尊徳翁を御祭神とするのが当社です。
二宮尊徳翁の教えを慕う6ヵ国(伊勢・三河・遠江・駿河・甲斐・相模)の報徳社の総意によって、1894年(明治27年)、二宮尊徳翁の生誕地であるこの小田原の、小田原城二の丸小峰曲輪の一角に神社が創建されました。
その後の明治42年、本殿や幣殿を新築し、拝殿を改築した他、神宛を拡張して現在の社地の景観に至ります。
当社の社殿は神明造りとなっており、拝殿礎石は米蔵の礎石が使われています。
この米蔵の礎石は天保の大飢餓の際、藩主大久保公の命によって二宮尊徳翁が小田原城内の米蔵を開き、人々の手に米が行き渡り、そのおかげで小田原11万石の領内からただの一人も餓死者が出なかった、そんな米蔵の礎石です。
また、当社には付属施設として、報徳会館、報徳博物館があります。
これらの付属施設は尊徳や、報徳社の関係資料を蒐集保管されている施設で、より二宮尊徳翁その人や、その教えを身近に感じることができます。
ですので、参拝した際は是非こちらも併せて足を運んでみたいところです。