由緒:
かつて箱根権現、三所大権現とも呼ばれていた当社は交通安全・心願成就・開運厄除など、運開きの神様として知られています。
当社は孝昭天皇の時代に聖占上人が駒ケ岳に神仙宮を開き、神山を神体山として祀ったのが始まりとされ、それが山岳信仰に大きな影響を与えたといわれています。
奈良朝の初期になると万巻上人が箱根大神様の御神託によってこの地に里宮を建て、僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀りました。
また、当社には九頭龍を守護神として祀っている九頭龍神社本宮があり、こちらは万巻上人が人々を苦しめていた芦ノ湖の九頭龍を調伏したという伝承が残されています。
箱根神社、そして九頭龍神社本宮はどちらもパワースポットとして人気があり両方ともにお参りする両社参りをする方も多いです。
どちらも切っても切れない関係だからこそ、足を運んだ際には是非両社参りをしたいところです。
当社は毎月様々な祭事が行われており、中でも二月の節分祭は鬼が水上スキーで芦ノ湖を逃げ回ったり、厚化粧の少女の巫女がいたりと有名です。