由緒:
当社の主祭神は高句麗からの渡来人である高麗王若光で、日本書紀にある「若光」と同一人物とされています。
高麗王若光は716年(元正天皇霊亀2年)、武蔵国高麗郡(現在の埼玉県日高市と飯能市の一部)に
首長として当地に赴任してきました。
当時の高麗郡は未開の地であったとされ、各地から当地へ移り住んだ高麗人と共に開拓を進め、後、高麗王若光が没した際、高麗郡民が高麗王若光を偲んで高麗明神と祀ったのが創建の経緯とされています。
当社は古来より霊験あらたかをもって知られており、出世、飛躍、発展など、上昇運の御利益があることでも有名です。
浜口雄幸、若槻禮次郎、斉藤実、小磯国昭、幣原喜重郎、そして鳩山一郎……著名な政治家が参拝後、相次いで総理大臣に就任したことから、財政界からの参拝者が多い神社でもあります。
日本古来の神様ではありませんが、多くの人から崇敬を受け、日々多くの人が参拝に訪れます。
また、当社は高麗王若光の子孫が宮司を務める稀な神社でもあり、現在は60代目が宮司を務めています。