由緒:
太陽の恵みを象徴する天照大御神、太陽の恵みを活かし幸せを授ける衣食住に関わる産業の神豊受大御神、そして山幸彦の名で知られる幸の神・彦火火出見尊を祀っているのが当社、瀧宮神社です。
1456年(康正2年)に深谷上杉氏が深谷城を築いた際には城の西南に位置する瀧宮神社を裏鬼門守護神として崇敬し、歴代城主に信仰されてきました。
1634年(寛永11年)に深谷城は廃されましたが、深谷は中山道の宿場町として栄え、瀧宮神社は人々の心のよりどころとなり、今も脈々と敬神の思いは続いています。
当社は開発が進む深谷市の中心街にありますが、桜の名所、住民の憩いの場として親しまれ、「埼玉の自然百景」、「深谷新八景」に選定されました。
また、深谷市の中心街は南を流れる荒川と、北を流れる利根川・小山川によって形作られた妻沼低地からなります。
そういった土地の特長から、大昔より湧き水が境内の池となり、人畜の飲料や田畑を潤す用水として使われてきました。
そして、池の湧き水は多くの幸せを授ける神様から戴いた清浄な地として大切にされてきました。
それは昨今も御霊水としてお水取りと称し、沢山の人が汲みに来ます。