由緒:
創建年は神武天皇即位の3年前(紀元前662年)とされており、神武天皇の侍臣で中臣氏の祖の天種子命(天児屋根命の孫)が、天皇の命で神津岳の頂に祖神の天児屋根神を祀ったのをはじまりとします。
平岡連の氏神とされ、白雉2年(650年)、平岡連によって山頂から中腹の現在地に社殿を移しました。
山頂には奥宮が現在も残っています。
神護景雲2年(768年)、奈良の春日大社に祭神二柱を分祀し宝亀9年(778年)には春日大社から武甕槌命と斎主命の二神の分霊を奉斎しました。春日大社の勧請元のため、元春日の別称があります。
『延喜式神名帳』では名神大社に列し、中世には河内国一宮とされ、明治4年(1871年)、官幣大社に列しました。