由緒:
社伝では、崇神天皇の時代に創建されたとされます。
岐阜県西部、南宮山の山麓に鎮座しております。
「国府の南に位置する宮」として「南宮」を名乗るようになったとされます。
鉱山を司どる神である金山彦命を祭神としており、全国の鉱山・金属業の総本宮として古くから信仰を集めております。
境内には江戸時代の遺構18棟が残っており、国の重要文化財に指定されています。
平安時代中期の『延喜式神名帳』には「美濃国不破郡 仲山金山彦神社」と記載され名神大社に列しています。
また、美濃国一宮とされました。
1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いで焼失しましたが、1642年に徳川家光が再建いたしました。
1868年、神仏分離により神宮寺が分離移転しました(現 朝倉山真禅院)。
近代社格制度のもとで、1871年に「南宮神社」として国幣中社に列し、1925年に国幣大社に昇格いたしました。
戦後、「南宮大社」と改称しました。