由緒:
津島神社は愛知県津島市神明町1にある全国約3,000社の天王信仰の総本社です。
主祭神に建速須佐之男命、相殿に大穴牟遅命(大国主命)を祀り、疫病・厄難災除けの神
として知られます。
織田信長や豊臣秀吉、尾張徳川家からは社領の寄進や社殿の造営など、
格別の崇敬を集めました。
創建は欽明天皇元年(540年)、西国・対馬より建速須佐之男命が来臨したため、
社名に「津島」と入っています。
創建当初の社名は「津島社」、江戸時代までは神仏習合の影響により祭神を
建速須佐之男命の化身とされていた牛頭天王としたため「津島牛頭天王社」、
明治の神仏分離により仏教要素をのぞき「津島神社」に社名を改めます。
重要文化財に三間社流造の本殿、三間一戸楼門、
伯耆国・大原真守の太刀 銘真守、備前国・長船長光の剣 銘長光。
重要無形民俗文化財に指定されている尾張津島天王祭の車楽舟行は
日本三大川祭・三大提灯祭りのひとつに数えられます。
彌五郎殿社や和御魂社(蘇民社)など、境内摂社末社、境外末社は
30社以上にのぼります。