由緒:
当社は能登半島の森を背景に海に面して鎮座しております。
古くから、気多神社、気多大神宮、気多大明神とも尊称されております。
大国主命を祭神としてお祀りしており、出雲から舟で能登へ入り守護神としてこの地に鎮まったとされております。
北陸の大社として知られ、歴代の領主からも手厚い保護を受けておりました。
能登の守護畠山氏の社領の寄進、社殿の造営などが見られ、現存する摂社若宮神社は国指定重要文化財となっており、
畠山氏に再建されたもので石川県の中世建造物として重視されております。
近世は、歴代の藩主が崇敬し、社領を寄進、祈願、祈祷や社殿の造営をいたしました。
加賀藩の保護した社叢には奥宮が鎮座し、「入らずの森」と呼ばれる聖域となっております。
明治四年に国幣中社、大正四年には国幣大社となり、現在も北陸道屈指の大社として知られております。
昭和五十八年には昭和天皇の行幸がございました。
現在、本殿など5棟の社殿が国の重要文化財に指定されております。
旧称・気多大神宮。