由緒:
「おすわさん」の愛称で親しまれている当社は、鎮西大社と称えられる長崎の総氏神様です。
弘治年間から祀られていた諏訪神社・森崎神社・住吉神社の三社が起源で、諏訪大神(建御名方神・八坂刀売神)森崎大神(伊邪那岐神・伊邪那美神)住吉大神(表筒之男神・中筒之男神・底筒之男神)をお祀りしています。
1555年(弘治元年)、京都・諏訪神社の分霊を現在の風頭山の麓に奉祀したのが始まりといわれていますが、
東松浦郡浜玉町の諏訪神社を勧請した説もあります。
戦国時代にイエズス会の教会領となったため、当社を含めた多くの領地内の社寺が焼かれたり破壊されたりしましたが、1625年(寛永2年)、初代宮司青木賢清が現在の松森神社の地に再建し、長崎の産土神としたことで再興しました。
日本三大くんちの一つ、長崎くんちは国の重要無形民俗文化財に指定されており、豪華絢爛・異国情緒満載のお祭りとして知られており、大祭の時期には多くの見物客で賑わいます。
表参道には「男石」、「女石」、本殿正面には「陰陽石」など、縁結びの願い事が叶うとされるほか、
ユニークで様々な特徴を持った狛犬はそれぞれ違った霊験があるとされ、足を運んだ際には是非狛犬散策も楽しんでみて欲しいと思います。