由緒:
古来より、栃木県北西の日光三山を神体山として祀る神社であります。
日光三山は男体山に大国主命(古名を二荒山)、女峯山に田心姫命、太郎山に味耜高彦根命とそれぞれに神をあてて祀っております。
社殿は日光の社寺最奥の本社、中禅寺湖畔の中宮祠、男体山山頂の奥宮の3社が存在しております。
古来より修験道の霊場として崇敬され、江戸時代に日光東照宮等が造営されると、当社も江戸幕府に重視されるようになり、
現在の世界遺産・重要文化財に指定される主な社殿が造営され、また国宝指定の刀剣や、多数の刀剣等の重要文化財も有しており、下野国一宮に列せられました。
当社は三山のほか日光連山を境内地とし、その広大な神域には華厳の滝やいろは坂、国の史跡「日光山内」にも含まれております。
正式名称は二荒山神社ですが、宇都宮市の二荒山神社との区別のために地名を付して「日光二荒山神社」と呼ばれております。
現在、ユネスコの世界遺産に「日光の社寺」の一つとして登録されております。