由緒:
当社の御祭神、菊理媛大神は別名・白山比咩大神といい、加賀の霊峰白山頂上、白山比咩神社(白山権現)を勧請し、この新潟の地に祀ったものです。
当社は永禄と天正の頃にそれぞれ火災にあい、古記録を失ってしまったため、正確な創建は定かではありませんが、平安時代中期に創建されたと考えられている、新潟県を代表する神社の内の一つです。
主祭神である菊理媛大神は、その名から糸などを「くくる」という意味に通じており、男女の仲を取り持ってくれる神様として有名です。
日本書紀においては伊邪那岐と伊邪那美の喧嘩を間に入って取り持った記述もあり、縁結びの御利益があるとされています。
また、男女の仲だけでなく家族の絆や仕事・金運などに関する良いご縁をくくってくれる、ともいわれています。
主祭神は菊理媛大神が有名ですが、決して菊理媛大神だけというわけではなく、伊邪那岐大神や伊邪那美大神も祀られているほか、1873年(明治6年)、白山公園造成のため、境内(現在公園がある辺り)に存在していた神社の神様達を本殿にお遷し、祀るようになったため、他にも多くの神様を祀っています。
第一鳥居をくぐると、明治6年に建設されたオランダ風の公園・白山公園が隣接しています。
文明開化のシンボルとして国内で最初の市民公園に認定された公園ですので、当社を訪れた際は是非、併せて足を運んでみてはいかがでしょうか。