由緒:
創建年は大同3年(808年)と伝えられており、富士信仰の中心地・富士山本宮浅間大社の御分霊をお祀りしたことが起源とされています。霊峰 富士山を信仰する富士山本宮浅間大社は静岡県および山梨県を中心に全国に約1,300社ある浅間神社の総本社です。浅間の語源は火山や荒ぶる火の神を意味していたり、火山である富士山と浅間山を一体の神として祀ったためであったりと諸説あります。
主祭神に安産子育ての神様である木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)、配神に国土平安・家内安全・産業発展の神様の瓊々杵尊(ににぎのみこと)、道開きの神・交通安全・厄難解除の神様の猿田彦命(さるたひこのみこと)をお祀りしています。末社に八坂神社、大宮神社、稲荷神社、小御嶽神社、厳島神社、小室神社、若宮社、香取神社があります。
治承4年(1180年)には源頼朝も武運長久を祈願し、千葉常胤以降の代々の千葉氏にも篤く信仰されています。
昭和39年(1964年)9月に文治3年(1187年)に再建された社殿が火災により焼失したため昭和41年(1966年)に現在の社殿が建立されました。境内の老松は千葉市指定天然記念物になっており千葉市の名所のひとつです。