由緒:
当社は全国に約450社あるとされる「阿蘇神社」の総本社です。
古くは阿蘓神社とも称されていた当社は熊本県は北東にある阿蘇山の北麓に鎮座しています。
全国的に見てもあまりない横参道が特徴で、その参道の南側には阿蘇火口が、反対の北側には国造神社が位置しています。
創建は孝霊天皇9年、初代阿蘇国造に任じられた阿蘇都比古命が両親を祀ったのが最初とされており、阿蘇氏と非常に深い縁があります。
祭神は一の神殿(左手)に男神である健磐龍命、國龍神、彦御子神、新彦神、若彦神を祀り、二の神殿(右手)に女神である阿蘇都比咩命、比咩御子神、若比咩神、新比咩神、彌比咩神を祀り、そして諸神殿(最奥)に男神である國造速瓶玉神と金凝神を祀っています。
これらの12柱全て合わせて阿蘇十二明神、と総称されています。
一の神殿、二の神殿、三の神殿は国指定の重要文化財に指定されており、同じく指定されている楼門は日本三大楼門の一つです。
境内には縁結びで有名な高砂の松があり、これは男性の場合左に二回、女性の場合は右に二回回ると後利益があると言われています。
また、拝殿の右手に願掛け石があり、こちらは石を三回撫でてから願掛けすると良いとされ、近年ではパワースポットとしても注目を集めています。