由緒:
1895年(明治28年)、平安遷都1100年を記念して創建されたのが当社、平安神宮です。
当初は桓武天皇を祭神として創建されましたが、後に平安京最後の天皇である孝明天皇も合祀されました。
当社の社殿は桓武天皇が開かれた平安京の正庁、朝堂院が8分の5大きさで当時の姿のまま再現されたもので、
大極殿、応天門、神門、蒼龍楼、白虎楼、歩廊、龍尾壇は1895年(明治28年)創建当初に造営されたものです。
本殿や内拝殿など9棟が1976年(昭和51年)、平安神宮放火事件の火災により焼失しましたが、外拝殿である大極殿は焼失を免れました。
しかし、創建が比較的新しく、当時はまだ建物が重要文化財の指定を受けていなかったため、再建の補助金が観こめないといった事態に直面しました。
ですが、全国からの募金によって火災から3年後、本殿や内拝殿は無事再建され、今に至ります。
京都には祇園祭・葵祭(賀茂祭)・時代祭からなる京都三大祭りがありますが、そのうちの一つ、時代祭は当社の大祭で、その日になると多くの人が集まり賑わいます。
また、桜の名所としても知られており、春には桜を見に来る人も多く、お花見スポットとしても有名です。