由緒:
JR桜木町駅から徒歩約10分のところにあるのが、横浜の総鎮守、関東のお伊勢様として知られる当社です。
かつては一寒村であった横浜ですが、1870年(明治3年)になると貿易の街として一気に成長していきました。
神奈川県はキリスト教など、外来文化と接することが多く、そのことから精神的支柱として神社信仰確率が大切であると考えられ、戸部村海岸伊勢の森の山上にあった当社は現在の場所である野毛山に遷座し今に至ります。
伊勢神宮には20年毎に神宮の建物を新しく建て直し、殿内の宝物を全て新調する、式年遷宮が行われます。
この式年遷宮は常にいつもと変わらない、みずみずしい姿を永遠に残すことを目指す、そんな「常若」という思想に基づいた行事です。
当社は2020年に鎮座150周年を迎えるため、節目として伊勢神宮の旧社殿を丸ごと譲り受け、その部材を使って建て替えられることが決まっています。
2020年には完成予定なので、現在の姿を見れるのもそれまでとなります。新しい姿も楽しみですが、現在の姿を目にすることができるのもあとわずかですから、是非目に焼き付けておきたいところです。
なお、現在の当社は震災の被害を受けた鹿島御児神社で再建されることが決まっています。