由緒:
西武新宿線・航空公園駅西口より徒歩6分、街の中心部にありながら、
境内には けやきなどの木々が生い茂り緑豊かです。
所沢市の産土神であり総鎮守、関東の伊勢信仰の一端を担ってきた神社です。
〜文政9年(1826年)の火災により社殿と別当寺の真言宗 花向院が焼失したため、
正確な創建年などが不詳とされていますが、平安以前、奈良時代にはすでに神社として
鎮座していたと考えられています。
御祭神に天照大御神(あまてらすおおみかみ)、倉稲魂大
神(うかのみたまのおおかみ)、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀ります。
御霊験は家内安全・五穀豊穣・交通安全・厄除・旅行安全・渡航安全・縁結び
・家庭円満・商売繁盛・安産など多岐にわたります。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征伐の折、神社付近の小手指原で休憩し、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)に祈りを捧げたという伝承に因んで
天照大御神(あまてらすおおみかみ)を奉祀したのがはじまりと言われています。
明治に花向院は廃寺、神明社が独立、社殿は明治35年建立、昭和9年に拝殿が竣工。
日本の航空の発祥の地として知られる所沢では明治44年(1911年)に日本初の
飛行場が造られました。
アンリ・ファルマン機に乗って日本初飛行に成功した徳川好敏大尉も祈願に訪れたため、
航空発祥地の守り神として、旅行安全や渡航安全を祈願に訪れる人も数多くいます。
また所沢は人形や羽子板の製造が盛んな地域でもあります。
旧本殿を人形奉斎殿とし、6月の第1日曜日に人形供養祭も行われています。
境内合祀社に所澤招魂社、蔵殿神社、人形殿、鳥船神社など。