由緒:
豊前国一宮である当社は全国に約44000社あるとされる八幡宮の総本社です。
石清水八幡宮、筥崎宮と共に日本三大八幡宮とされ、宇佐八幡、宇佐八幡宮といった通称があります。
当社の祭神である八幡大神は応神天皇とされ、応神天皇は571年に宇佐の地に現れたとされ、大陸の文化や産業といった新しいものを取り入れ国造りをして行ったと言われています。
そして725年(神亀2年)、今現在の場所に御殿を建て、お祀りしたのが当社の創建の始めです。
また、宇佐というのは出雲や畿内と同じく、かなり早い段階から開けて行った場所で、日本書紀には比売大神が宇佐嶋に降臨したとあります。
ですから八幡大神が祀られるまでは比売大神が地主神として祀られていました。
非常に身近でお祭りなどに欠かすことのできない神輿がありますが、この神輿は当社が発祥の地とされています。
八幡大神とそのお供が大仏を拝するために紫の輿に乗ったのが始まりとされ、県指定有形文化財として宝物館で神輿を目にすることが出来ます。
当社には国宝や国指定の重要文化財に登録されているものも多く、これまで培われてきた文化を垣間見ることが出来ます。
また、当社には他にも様々な伝承が残っており、その歴史の長さを窺わせてくれます。