由緒:
はっきりとした創建は不明ですが、1478年(文明10年)、太田道灌が江戸城築城にあたって川越の無量寿寺の鎮守、川越日枝神社を鎮護の神として勧請したのが始まりとされています。
また、1590年(天正18年)、徳川家康が江戸に移封された際に城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守、徳川歴朝の産神、江戸市民からは江戸郷の総氏神、江戸の産神、として崇敬されてきました。
1604年(慶長9年)徳川秀忠による江戸城改築の際、社地を城内紅葉山から江戸城外・麹町隼町に定めて遷座し、庶民も気軽に参拝できるようになりました。
しかし、1657年(明暦3年)、明暦の大火により社殿を焼失してしまい、将軍家綱が赤坂の松平忠房の邸地を社地にあてがい、現在の場所に遷座しました。
更にその後1868年(昭和20年)、東京大空襲によって社殿が焼失してしまいましたが、1958年(昭和33年)二は再建され、今に至ります。
当社のお使いは狛犬ではなく神猿(まさる)で、魔が去る、何事にも勝るとされ魔除け・厄除けなどで有名なほか、
猿=えん=縁として、縁結びに強い神社としても有名です。